かつてクソゲーだったFF14、新生エオルゼアの”新生”の意味は?

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2015年8月27日でめでたく新生2周年目を迎えるファイナルファンタジー14。(以下FF14)
FF14にとって『新生』という言葉は、とても深い意味があります。

かつてはクソゲーと呼ばれていた旧FF14。
そこから現在に至るまでにFF14は茨の道を歩んできました。

クソゲーと呼ばれていた『旧FF14』通称:根性版。

FF14_old

旧FF14がサービスを開始したのは2010年9月30日です。
新生版と分けるために、旧FF14は通称「根性版」と呼ばれています。

FF11に次ぐ「ファイナルファンタジーシリーズのオンラインゲーム」ということで、
当時のFF14は世界的に期待の大きい作品でした。

プラットフォームはPCとPS3。先にPC版を先行公開し、追ってPS3版の発売を予定とのことでした。

高スペックPC推奨の美しいグラフィック、画期的なジョブシステム…。
あのFF11を超える国産MMORPG爆誕!のはずでしたが…。

フタを開けてみたらあらビックリ!!

オープンβテストの時点で、インターフェースの使いにくさや、
当時約50万円近くの高スペックPCを要求するにも関わらずのもっさり感…。

どこまでも続くまったく同じ景色のコピー&ペーストのマップ、
テストユーザーが不具合報告をできない不具合など…。

旧FF14はオンラインゲームとしても…、
ましてや”ゲーム”としても成立していない散々なものでした。

その斬新なゲーム性も相まって、ピークの時間帯でも
全世界同時接続数が3万人を切るなど不人気ぶりを発揮。

血迷ったプレイヤーが「私はFF14を続けるよ」運動なる狂気の沙汰を生み出したほどです。

結局、旧FF14は日本だけでなく海外からも『最も期待はずれなゲーム』と、
いわゆる”クソゲー”のレッテルを貼られました。

前スクウェア・エニックス社長:和田洋一氏による異例の謝罪文

2010年12月10日、サービスを開始してから約2ヶ月後。
FF14の公式ポータルサイトに、当時社長の和田洋一氏の異例の謝罪文が掲載されました。

  • FF14が期待している水準に達していないことへの謝罪
  • FF14の開発体制を一新し、最高品質のゲームを作ることの発表
  • 新たにプロデューサー兼ディレクターに吉田直樹氏を指名したこと
  • PS3版の発売を延期すること、一刻も早く改善を加えてより良いゲームにすることの決意

などが書かれていました。

プロデューサー兼ディレクターに吉田直樹氏を指名…、
ここからFF14は大きく方針を転換します。

”1から全て作り直す”前代未聞の壮大な『新生計画』

FF14の開発を引き継いだプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏は
現行のFF14を修正しつつ、新たにFF14を”1から全て作り直す”という
前例のない壮大で無茶な開発計画を行いました。

吉田直樹氏は、当時全く無名のゲームクリエイターでした。

ですが様々なオンラインゲーム界を渡り歩き、知識や経験は…もはや伝説級。
その手の界隈なら知らない人は居ないと言われるほどのMMOヘビーユーザーでした。

FF14にかける情熱と愛情は並々ならぬものでした。

吉田直樹氏は長年培ってきた知識を活かし、FF14の世界観を維持しつつ、
マップ、BGM、ストーリーはもちろん、不評だった戦闘システムやグラフィックなど
ありとあらゆる要素を一新。

まるで別のゲームになった言っても過言ではないほどにFF14は生まれ変わりました。

新生FF14の完成を控えた2012年11月11日、FF14が発売されて約2年が経ちました。
FF14公式サイトにて、こんなムービーが公開されました。タイトルは「時代の終焉」。

ファイナルファンタジーXIV:”時代の終焉”トレーラー

このトレーラーは旧FF14を最後まで遊んでくれたユーザーへの感謝の意味と、
旧FF14のストーリーを完結させるムービーとなっています。

このムービーは現在の「新生エオルゼア」のOPにも使われていますね。

月の衛生から降臨したバハムートが、旧FF14のすべてを焼きつくし…。
ひとりの賢者が最後の力を使い、冒険者(プレイヤー)を新しい世界へと送り出す…。

文字通り旧FF14の”終焉”を表しています。

2012年12月31日、旧FF14はサービスを終了し、ひとつの時代が幕を閉じました。

新たに生まれ変わったFF14、『新生エオルゼア』

FF14_ARR

2013年8月27日、かつてクソゲーと呼ばれたFF14は
ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』へと生まれ変わりました。

サービス開始直後から数多くのプレイヤーが殺到し、
サーバーがパンクしてログインしたくてもできないという事態になりました。

この頃のことは私もよく覚えています。
何としてもサーバーに入ろうと、連日のようにログイン戦争が勃発。

ゲームを起動したら○ボタンを連打して、
何十万人というユーザーとログイン権をかけて争っていました。

MMORPGの同時接続数の日本記録を塗り替えるほどの勢いでした。

FF14は世界から愛されるゲームへと新生しました。
しかし、ログイン問題を皮切りに障害や問題が次々と発生しました。

それでも、新生FF14は立ち止まることなく、
少しずつ改良・修正を繰り返し、より良いゲームへと進化し続けました。

現在、新生FF14は蒼天のイシュガルドへと舞台を移し、
2015年年8月末には全世界プレイヤー登録数が500万人を突破しました。

FF14にとって『新生』という言葉は、ただ単に生まれ変わると言う意味だけでなく、
FF14にとっては『挑戦する』という意味も含まれているのです。

クソゲーのレッテルを貼られ、ユーザーも減り続け、
サービスが終了するのは時間の問題だった…。

FF14をクソゲーとして終わらせるのはきっと簡単だったでしょう。

それでもFF14を作り直すという決意をしたのは
FF14を最後まで信じたプレイヤー、そして吉田直樹氏らFF14開発スタッフが
新生すること」を強く望んたからでしょう。

FF14は未だに解決できていない問題や障害は山積みです。
きっと今後もアップデートするたびに増えていくでしょう…。

それでも、FF14は…FF14を信じるプレイヤーと、
FF14に情熱をかけるスタッフがいれば、何度だって新生し、
これからもずっとずっと進化をし続けるでしょう。